脂肪肝の診断・検査の方法は

脂肪肝を説明する医師

肝臓に脂肪が溜まったフォアグラ状態になってしまう疾患、脂肪肝。その名前から肥満傾向にある人だけが関連のあるもの…と思いがちですが、そうではありません。

 

肥満傾向でない人でも、アルコールをよく飲んでいたりカロリーの高い食事ばかり食べていたりすると、いつの間にかなっている可能性もあるのです。

 

そんな脂肪肝ですが、基本的に目立った自覚症状を感じることはありません。しかし、放置しておくと肝硬変や肝臓がんなど、重篤な病気に発展する可能性が高いです。

 

ここでは、脂肪肝の検査・診断方法についてご紹介していきます。自分の肝臓が脂肪肝になっていないか心配…という人は、ぜひ参考にしてくださいね。

最初に行われるのは血液検査

健康診断や献血などで手軽に受けることができる血液検査。この血液検査をすることで、脂肪肝の診断をすることも可能です。

 

注目したいのは、血液検査結果の「GOT」と「GPT」という数値。この2つは、肝臓の中に存在している酵素を指しています。通常であれば、肝臓内で肝臓の活動をサポートしている酵素ですが、肝臓が傷つくと血液中に漏れだすようになってしまうのです。つまり、血液中にどれだけGOTとGPTが存在するかで、脂肪肝かどうかを判断できることになります。

 

ちなみに、それぞれの正常値ですが、以下の通りです。
基本的に数値がこの範囲内であれば、特に問題視する必要はありません。

 

  • GOT…8〜40IU/L
  • GPT…5〜45IU/L

 

脂肪肝になっている場合は、数値がこれよりも高くなる傾向があるので、分かりやすいです。検査結果を見て、数値がこの範囲よりも高い場合は注意しましょう。

 

ちなみに、同じ脂肪肝でもアルコール性の場合は、γ-GTPの数値が高くなる傾向があります。γ-GTPも、正常値であれば50IU/L以下となっていますが、アルコール性脂肪肝の場合はこれよりも高い数値となってしまうのです。

 

このように、血液検査の結果だけでも、自分が脂肪肝なのかどうか、そしてその脂肪肝がアルコール性か非アルコール性なのかどうかまで判断することができます。血液検査をした時は、注意してこれらの項目を見てみるようにしてくださいね。

血液検査で異常があると判断された場合は…?

血液検査の数値で脂肪肝の可能性があると判断された場合は、腹部超音波(エコー)による検査が行われることになります。エコーは体の上から超音波を当てることによって、体の中がどうなっているのかを映像で見ることができるというもの。

 

そのため、実際に肝臓がどんな状態になっているのかを目視チェックできるのです。特に、脂肪肝となっている肝臓は全体的に脂肪が溜まっているため、健康な肝臓に比べて血管が見えづらく、白く輝いて見えるためすぐ分かります。

 

また、今はほとんどの病院でエコーでの検査が主流となっていますが、CT検査で診断することも可能です。CT検査結果では、脂肪肝になっている肝臓は健康な肝臓に比べて黒く大きく映しだされます。

脂肪肝か、脂肪肝炎かを判断する検査

血液検査やエコーでは脂肪肝になっているかどうかを診断することはできますが、より正確な肝臓の状態を把握することができません。つまり、ただの脂肪肝なのか、脂肪肝炎まで発展しているのかを判断できないのです。

 

これを判断するために有効なのが、「肝生検」。

 

腹部から針を刺し、肝臓の細胞を少し取ってその細胞を顕微鏡などで観察します。これによって、細胞が炎症を起こしているか、繊維化していないか…などを調べることが可能です。自分の脂肪肝がどの程度のレベルまで進んでいるのかをより明確にするためにも、気になる人は肝生検による診断を受けると良いでしょう。

 

 

以上3つが、脂肪肝を診断するための検査です。

 

肝臓は脂肪肝程度ではほとんど自覚症状によるSOSを出してくれないので、自分から進んで状態をチェックしていくことが必要不可欠となります。特に血液検査などはやる機会も多いものですから、意識して数値をチェックする習慣をつけていきましょう。

 

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